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報告レポート(おまけ)

2011年05月27日

残りの時間でボランティアに参加
〜 津波の爪あとが今もなお色濃く残る被災地で何ができるか 〜


5月19日、午後。
各幼稚園と保育所に「つみきレター」を届けたあと、
日暮れまでの時間、
ボランティアに参加してきました。
ボランティアセンター近くの
被災した地区のガレキ処理作業。

2ヶ月以上経っているはずなのに、
時が止まったかのような風景が広がっていました。
トタン、鉄筋、コンクリート、家具、家電、食器、
衣類、壁、シンク、植木、柱、窓ガラス、
そして、写真や文集などの想い出の品々…。
すべてがコチャ混ぜになって積み重なり、そこにありました。

廃棄するには12種類以上に分類しなくてはなりません。
手作業で1つ1つ分類してまとめていきます。

遠くは九州から駆けつけた方や、
同じ岐阜県から駆けつけた方など、
たくさんの方が参加していました。

地味な作業の繰り返しで、とても手間と時間のかかる作業。

機械で一気に片付けることも出来るかもしれません。
でも、それは大切な想い出の品も
一緒に処分する事を意味します。
この地道な手作業が、
とても意味のあることなのだと感じました。

テレビや新聞で見たとおり、
本当に家の土台しかの残っていませんでした。

この辺りは、
過去の津波を経験していない方たちの家が多かったそうです。
津波を経験している方たちは、
到達予想エリアを避けて暮らしていたのだそう。

様々なお話を聞きながら、みんなで作業をし、
16時半ころ、今日の作業が終了しました。

震災があったあの日、雪がちらついていたこの地域も、
この日は夏かと思うくらいの暑さでした。
建物が無い分、太陽の光が何のさえぎりもなく
届いているせいかもしれません。

こうしてボランティアで繋がる人の絆も、
日本人の素晴らしさだと思いました。

今回「はまセン」という愛称で親しまれている
ボランティアセンターにて登録して参加しました。
気仙沼市小泉浜災害ボランティアセンター
(愛称:はまセン)
気仙沼市本吉町今朝磯58


ここまでの交通手段は車。
事前に市役所にてボランティア活動参加の登録をすることで、
高速代が無料になります。(車のナンバー必須)

ボランティア保険には事前に加入しておきましょう。
地域の社会福祉協議会で加入できます。
被災地に行くのですから、
何があるかわかりません。
すべては自己責任だと自覚して行くことをおすすめします。


この「はまセン」はとても環境が整っており、
貸し出しテント、持ち込みテントでの宿泊可能、
被災者の方々とボランティアの協力により、食事も提供。
さらに、仮設のお風呂にも入れるという
スペシャルなボランテイアセンター。
こうした配慮も、参加する側としては
驚きと感謝でした。
こういったボランティアセンターは、
他には無いかもしれません。



↑今回担当したガレキ処理の場所。



↑トタンや、ガラス、釘がむき出しになっていたりするので、
厚地の皮の手袋、釘踏貫き防止中敷を入れた長靴は、絶対に必要。
住宅の解体の様子を思い浮かべながら、
ヘルメット、保護メガネ、マスク、
肌が露出しない服装(作業着がある方はぜひ作業服で)、
それくらいの装備はあったほうが良いです。

炊事などの作業は、
被災者の方々が協力してくださることもあり、
あまり必要がなさそうで、
どちらかというと、力仕事に大人数が要る印象でした。
わたしを含め、女性でもガレキ処理作業はできます。

状況は刻々と変化しますので、
できれば現地にいる方の情報を得て行くのが、
良いと思いました。

ボランティアに参加したいという方も
まだまだいらっしゃると思いますので、
ご参考までに。

被災地はかなり広範囲です。
なんせ3県に渡っているくらいですので、
海岸沿い、どこまでも被災地という感じです。

現地でのボランティアに参加希望の方は、
余裕を持ったスケジュールで健康と安全第一で!!

これからは暑くなると思いますので、
暑さ対策もお忘れなく。

わたしも今回初めてボランティア活動に参加したので、
そんなに詳しくはありません。。。
日頃、ボランティア活動に参加してみえる方に
聞いてみるのが、
頼もしいかもしれませんね。


今回わたしは、
本当に貴重な経験をさせて頂きました。
この経験をしっかりと胸に刻み、
今後の人生に役立てて行こうと思います。


〜 つみきレターSTAFF 〜


  

Posted by Sparking Holiday 723. at 10:00Comments(0)つみきレター