報告レポート(3)
2011年05月23日
たくさんのこどもたちの笑顔を生みました
〜 全被災した大谷幼稚園のこどもたちへ 〜
大谷(おおや)幼稚園
(宮城県気仙沼市本吉町窪19-1)
幼稚園が津波で全被災。
現在、大谷小学校を間借りして、
幼稚園を再開しています。
今回訪れた中で、この幼稚園が一番被災し、
遊び道具もすべて流されてしまいました。
この幼稚園をメインに届けることにし、
「つみきレター」25箱をプレゼントしました。
年長さんのクラスにお邪魔しました。
「こどもたちは、どんな様子なんだろう…」と
不安もありましたが、
テーブルにつみきの箱をひろげると、
一気にこどもたちが集まり、
うれしそうな顔で「なになに?」と。
1つの箱を開けると、
次々とこどもたちもマネをして箱を開け、
すぐに遊び始めました。
「これもあけていい?」
「あ!なんかかいてある!」
「これ、なんてかいてあるの?」
「つみきレターだって!」
などなど。。。
たくさんのこどもたちの喜ぶ声と、
どんどん笑顔になっていくこどもたちに囲まれ、
「飛騨のみんなのパワーやオモイが届いた!」と
実感しました。
目に見えなくても、
何かを通して、つながり、届くのだと
確信した瞬間でした。
つみきレターを届けたあと、
こどもたちと仲良くなって、
しばらく一緒に遊んできました。
外へ出ることになって、
こどもたちが帽子をかぶったとき、
フッと気が付きました。
あれ?赤白帽子の子がいる…。。。
口に出さなかったのですが、
赤白帽子の子が話してくれました。
「あたしのおうちね、津波で流されて、
帽子がこれしかないんだよ?
あたしだけコレ。」
元気に明るく話すこのコに、
なんとも言えない感情になりました。
「赤白帽子もカワイイじゃん?
イチゴ色だよ〜?ステキ♪」
瞬間的に考えて出た言葉がコレでした。
この間借りしている小学校の校庭には、
仮設住宅を建設中で、
そこを通ると、
「あれ、カセツジュウタクって言うんだよ〜」
「ボクの家、津波で流されちゃったから、
お父さんとお母さんと、あそこに住むんだよ〜」
「うちは、流されなかったんだよ〜」
「つなみがきたら、ぼくが食べちゃうんだ!」
などなど、
悲しい顔なんて一切せず、
明るく話すこどもたちに、
「そうなんだぁ」
「そうか」としか、
言葉を返せませんでした。
こんな時、どんな言葉をかけたらいいのか、
考えても考えても出てきませんでした。。。
どんな思いを抱えながら、
口にしているんだろう。。。
そんなことばかり考えながら。。。

↑開けてすぐに遊んでくれました!
積んで積んで積んで…。。。

↑「なになに〜?あッ!つみきだ〜!」
ドっと集まるこどもたち。

↑広いとことまで持って行って…。
さて遊ぶぞ〜っ!

↑「ねぇねぇ、これなにか書いてあるよ?」
「なんて書いてあるの?」

↑「これも開けていい?あそんでもいいの?」
どんどんつみきがこどもたちの手の元へ。

↑「これと、これでさ、こうやってさ、できた!」
うれしそうに出来たものを見せてくれるこどもたち。

↑木の香り、質感、かたち、メッセージ…。
驚くほど瞬間的にどんどん発見していきます。
〜 つみきレターSTAFF 〜
〜 全被災した大谷幼稚園のこどもたちへ 〜

(宮城県気仙沼市本吉町窪19-1)
幼稚園が津波で全被災。
現在、大谷小学校を間借りして、
幼稚園を再開しています。
今回訪れた中で、この幼稚園が一番被災し、
遊び道具もすべて流されてしまいました。
この幼稚園をメインに届けることにし、
「つみきレター」25箱をプレゼントしました。
年長さんのクラスにお邪魔しました。
「こどもたちは、どんな様子なんだろう…」と
不安もありましたが、
テーブルにつみきの箱をひろげると、
一気にこどもたちが集まり、
うれしそうな顔で「なになに?」と。
1つの箱を開けると、
次々とこどもたちもマネをして箱を開け、
すぐに遊び始めました。
「これもあけていい?」
「あ!なんかかいてある!」
「これ、なんてかいてあるの?」
「つみきレターだって!」
などなど。。。
たくさんのこどもたちの喜ぶ声と、
どんどん笑顔になっていくこどもたちに囲まれ、
「飛騨のみんなのパワーやオモイが届いた!」と
実感しました。
目に見えなくても、
何かを通して、つながり、届くのだと
確信した瞬間でした。
つみきレターを届けたあと、
こどもたちと仲良くなって、
しばらく一緒に遊んできました。
外へ出ることになって、
こどもたちが帽子をかぶったとき、
フッと気が付きました。
あれ?赤白帽子の子がいる…。。。
口に出さなかったのですが、
赤白帽子の子が話してくれました。
「あたしのおうちね、津波で流されて、
帽子がこれしかないんだよ?
あたしだけコレ。」
元気に明るく話すこのコに、
なんとも言えない感情になりました。
「赤白帽子もカワイイじゃん?
イチゴ色だよ〜?ステキ♪」
瞬間的に考えて出た言葉がコレでした。
この間借りしている小学校の校庭には、
仮設住宅を建設中で、
そこを通ると、
「あれ、カセツジュウタクって言うんだよ〜」
「ボクの家、津波で流されちゃったから、
お父さんとお母さんと、あそこに住むんだよ〜」
「うちは、流されなかったんだよ〜」
「つなみがきたら、ぼくが食べちゃうんだ!」
などなど、
悲しい顔なんて一切せず、
明るく話すこどもたちに、
「そうなんだぁ」
「そうか」としか、
言葉を返せませんでした。
こんな時、どんな言葉をかけたらいいのか、
考えても考えても出てきませんでした。。。
どんな思いを抱えながら、
口にしているんだろう。。。
そんなことばかり考えながら。。。

↑開けてすぐに遊んでくれました!
積んで積んで積んで…。。。

↑「なになに〜?あッ!つみきだ〜!」
ドっと集まるこどもたち。

↑広いとことまで持って行って…。
さて遊ぶぞ〜っ!

↑「ねぇねぇ、これなにか書いてあるよ?」
「なんて書いてあるの?」

↑「これも開けていい?あそんでもいいの?」
どんどんつみきがこどもたちの手の元へ。

↑「これと、これでさ、こうやってさ、できた!」
うれしそうに出来たものを見せてくれるこどもたち。

↑木の香り、質感、かたち、メッセージ…。
驚くほど瞬間的にどんどん発見していきます。
〜 つみきレターSTAFF 〜
Posted by Sparking Holiday 723. at 10:00│Comments(0)
│つみきレター